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胸や骨などのレントゲン(X線)写真です。撮影には全てCR(Computed Radiogrphy)を使用しています。
胸(肺)やお腹、骨などのレントゲン写真のことです。レントゲン写真、X線写真、X-P(X-ray Photograph)などいろいろな言い方があります。日常で使うカメラの写真と同じ原理で、光(レントゲン写真の場合はX線)の量をそのまま表した写真です。光が体を通過するのは困難ですが、X線は体を通過していきます。その通過量が多い部分は黒く、少ない部分は白くなります。
使い捨ての検査衣をご用意しています。レントゲン写真は、X線が物質を透過した量を写真として表しています。したがって服を着たまま撮影すればその服がレントゲン写真に写ってしまうため、一般的には脱衣による撮影が基本となります。
服装によってはそのまま撮影可能な場合(金属の付いていない肌着、下着、無地のTシャツ等)もございますので担当技師にお申し付けください。当院では目的とする写真の邪魔にならないような素材で作成した使い捨ての検査衣を着用してX線撮影を行なっております。更衣が必要な場合は担当技師がご説明いたしますのでご協力ください。
どうしてX線写真を撮影するときにからだの一部を触るのか不思議に思う方が多いと思います。お腹の写真、肺の写真、腰の写真、膝の写真。どの部位でも診療に用いる写真には基準となる位置や方向が決められており、医療現場ではその基準に即したX線写真が求められています。基準となる指標はほとんどの場合骨の位置で決められており骨の位置は見た目ではわかりません。そこでわれわれ診療放射線技師は体を触ることにより指標となる骨を見ます。位置合わせのために体に触れるのを最小限にとどめる事も撮影技術と捉えて、日々鍛錬しています。
家電など身の回りのものほとんどがデジタル化されつつあります。
レントゲン写真にも同じことが言えます。歴史は意外と古く20年ほど前より実用化され現在に至っております。コンピュテッドラジオグラフィ『CR』と呼ばれ、当院でも実用化当初より一部採用しており、現在、単純撮影では完全CR化されました。CRの最大の特徴は、幅広いラチチュード(階調)を持ち、画質、濃度調整が簡便に行なえる点です。撮影条件も低くすることが出来るため、被曝の低減に繋がっています。