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乳房(乳腺)の単純撮影です。デジタル撮影システムにより、より詳細な撮影が可能です。
近年、乳がん検診などで注目される乳房のX線撮影です。乳房はやわらかい組織でできているため専用のX線撮影装置を使用します。上半身はだかとなり、乳房を板で挟んで撮影を行なうため、女性にはかなりつらい検査となります。われわれ放射線部では女性にやさしい検査となるよう女性技師(検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師)による撮影を担当しております。
乳房を片方ずつ撮影台と透明なプラスチックの板ではさんで平らにして撮影します。一方の乳房に2方向の撮影を行います。撮影は更衣から撮影終了確認まで含めて約20分程度です。
X線の量はごくわずかで、ほとんど危険はありません。1回の撮影で受ける放射線の量は東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)とほぼ同じ量です。マンモグラフィによる健康影響はほとんどないと考えてよいと思われます。
乳房は立体的な厚みもあり、そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、ぼんやりした写真となってしまいます。病気ができる可能性がある乳腺を平らに伸ばして撮影しなければ診断できません。また圧迫することでX線の量を少なくできます。やや強めに圧迫するため痛みを伴います。痛みの感じ方は人によって違います。痛みでびっくりされる方もいらっしゃいますが、肩の力を抜いてリラックスして検査を受けてください。圧迫している時間は数十秒程度になります。