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厚生中央病院整形外科人工関節センター開設のお知らせ

厚生中央病院整形外科人工関節センター開設のお知らせ

厚生中央整形外科は近年安定して年間700例を超える手術を施行しています。その中でここ10年以上にわたり人工股関節+人工膝関節合わせて130例前後、人工骨頭等も含めると160例前後の手術を施行しています。

2009年 総手術件数765例
人工股関節62例 人工膝関節66例 人工骨頭30例 人工関節関連7例 計165例

2010年 総手術件数670例
人工股関節54例 人工膝関節60例 人工骨頭26例 人工関節関連9例 計149例

2011年 総手術件数706例
人工股関節66例 人工膝関節66例 人工骨頭33例 人工関節関連11例 計176例

2012年 総手術件数721例
人工股関節64例 人工膝関節65例 人工骨頭23例 人工関節関連10例 計162例

当院は人工関節を開始してから30年以上経過した経験と、ここ10年で1000例以上となり20年では2000例に近くなった人工股関節・人工膝関節を施行した実績があります。
経験症例が多くなるにしたがい、人工関節のゆるみの問題、それによる再置換の必要も今後多くなることが予想され、今後責任を持って専門的・継続的に当院で人工関節の手術を施行し術後経過を診るため、以下を特徴として人工関節センターを設立しました。
①地域における長年の人工関節の手術の実績と評価
②継続的な医師の診療
③希望にそった入院手術
④実績信頼のある入院看護リハビリテーション体制(詳細は別記しています。)

今年4月に設立予定でしたが、皆様にご迷惑をかけた2月のノロウイルス集団発生が落ち着くのを待って(7月12日外部委員会報告書/ホームページ参照)
2013年10月より人工関節センターとして下肢人工関節の診療を開始しました。
目黒/渋谷/品川を中心とした地域でよりよい整形外科/人工関節に関する医療をすすめていきます。下肢の関節の痛みでお困りの方のお役に立てるよう診療にあたります。

2013年10月
厚生中央病院整形外科/人工関節センター
センター長 小杉雅英ほか一同


当院の人工関節センターの特徴。

1、地域における長年の人工関節手術の実績と評価
・30年前より人工関節手術施行し、前々部長の大島より継続した人工股関節を中心とし人工膝関節も含めた下肢人工関節の実績があります。
最近の症例数については上記を参照ください。
・朝日新聞社発行の医療情報雑誌での手術症例数2011年では人工股関節・膝関節と上位に記載されており、各々東京都で10位台の症例数ですが、人工股関節・膝関節両方記載された病院の中では10位以内の症例数でした。
・評価については皆様にしていただきますが、近隣の先生方から紹介をいただくだけでなく、人工関節を施行した患者様から患者様を紹介していただくことも多く、一定の評価を頂いています。

2、継続的な医師の診療継続
・大学病院よりの派遣でなく就職として整形外科の医師は多種の大学出身者で構成されています。20年近く勤続年数のある小杉・佐々木等を含め宮本等継続的医療を行い、医師が変わっても残っている医師が継続的に術後の患者様の経過を追っています。
・患者様の希望に応じて術後1年以降も4〜12か月に一度経過観察評価のための受診をしていただき異常等に対しての早期な判断をしています。

3、希望に沿った入院手術
・整形外科病棟は2病棟75床あり入院に対してお待たせすることがありません。
・手術枠は月曜から金曜まで毎日午前午後手術枠があり水曜は午前午後2枠使用できる体制で、ほぼ患者様の希望日時に手術できる体制ができています。
・痛くて動けないのに入院できない、入院待ちのため痛いのを我慢するなどがないよう心がけています。

4、実績信頼のある入院看護体制リハビリテーション体制
・受け持ち医師および責任医師などによる毎日、可能な限り日に複数回の回診・ 診察を行っています。
・前記のとおり病床数があるため、家で日常生活のできる状態まで/術後4週退院のクリニカルパスで満足できる医療・看護・リハビリテーション体制を確立しています。(希望により早期の退院も可能です。)
・週1回のリハビリテーションカンファレンスで医師・看護師・リハビリテーションスタッフの連携を行っています。(必要時は随時、連絡・連携しています)
・理学療法士も当院での勤続年数が長いものが多く経験・実績により非常に適切な人工関節手術前後のリハビリテーションを施行しています。
(人工関節に関連した学会発表多数あります。一部を最後に記載。)

厚生中央病院人工関節センター
主に下肢の人工関節を中心に行います。
(上肢の人工関節については東邦大橋病院との連携を検討中です)

[スタッフ]

センター長 小杉雅英(副院長、整形外科部長)
膝・股関節とも年間各々50例以上計100以上約10年以上継続して施行。
日本医科大学出身/股関節/膝関節/足関節/RA

副センター長 宮本哲(整形外科副部長・リハビリテーション科診療科長)
聖マリアンナ大学出身/関節鏡、膝靭帯再建を含んだ膝関節、
東京医科歯科大学運動機能再建学宗田教授のもとで膝人工関節等を研修
(H15年4月〜9月)
リハビリ認定としてリハビリも担当

スタッフ
佐々木伸(整形外科部長、リハビリテーション科部長)
順天堂大学出身/手の外科専門医/RA

スタッフ
中川雅之(整形外科医員)
昭和大学藤が丘病院(人工股関節・股関節手術で有名)出身/股関節

スタッフ
濱畑智弘(整形外科医師)
慈恵会医科大学出身/股関節
人工股関節手術で有名な日産玉川病院松原医師のもとで研修(H25年6月~8月)

非常勤スタッフ
塚本理一郎
東京医科大学出身
湘南鎌倉人工関節センターで人工関節の専門家として長年活躍、論文多数ある。
今回湘南鎌倉人工関節センターを退職し開業、初期研修を行った当院で1/2~4W水曜日に人工関節手術と必要時外来を担当。/股関節・膝関節

[外来日]
股関節
月曜午後  小杉
火曜午前  濱畑/中川
金曜午後  小杉
各々予約を取っての受診をお願いします。

膝関節
月曜午後  小杉
水曜午前  宮本
金曜午前  宮本
金曜午後  小杉
各々予約を取っての受診をお願いします。

病診連携室ご連絡ください。0368632890または2891
*近隣の先生方からの緊急の依頼は予約なしでも随時受け付けています。
患者様からの直接の予約は
*外来予約電話番号 03-3716-8124(予約専用)
平日(月~金)午前9時から~午後4時まで

[手術日]
人工関節手術日
毎週水曜日AM9:00~PM5:00 2~3例毎週木曜日AM9:00~PM5:00 2~3例
(可能な場合他の曜日でも手術施行しています。)

人工股関節手術

人工股関節手術とは機能障害の生じた股関節を金属とプラスチック(金属とセラミック,ゼラミックとセラミック、金属と金属の場合もあります。)で出来た人工の関節で置換し疼痛の軽減と機能の向上を図る治療法です。他の治療に比べ、リハビリテーションが早く痛みをとる効果や可動域の改善などの手術成績は安定しています。
対象】一般に50歳以上の股関節症の方に適応されます。若年の方でも機能障害が著しく他に適当な方法がない場合に適応されます。
高齢の方は85歳以上でも全身状態等を判断して必要時は施行しています。
欠点】人工関節の欠点は人工物であることです。人間の作った工業製品は、自己修復性耐久性、感染防御能力、環境への適応性、人体へのなじみなどの点で劣ります。
術後股関節脱臼のリスクがありますが、人工関節機種の改善で少なくなっています。
当院での手術】後方切開で手術しています。特に小さな切開で手術はしていませんが、侵襲が少なくなるよう努めています。前方切開での手術も今後中川・塚本・浜畑で行っていく予定です。手術時間は平均1時間30分くらいの手術です。骨セメントは基本的に使用しません。機種は患者様の状態によって選択しています。
麻酔は麻酔科の医療チームが担当します。
現在は全身麻酔+神経ブロックが主流です。
輸血】自己血輸血を積極的に活用し、なるべく他人からの輸血を避けるように工夫しています。一般的には術前自己血貯血400g×2回施行または1回施行し必要時 術中自己血回収施行しています。
通常の手術スケジュール】現在は受診時より4~6週間以降患者様の希望に沿った手術日が設定できます。以下はクリニカルパスで設定されています。
手術日の2日前に入院、術前リハビリテーション施行します。
手術当日から翌朝までは基本的にICU管理をして術直後のリスクの軽減を図っています。術後ドレーンは24時間から48時間で抜去し、術後2日目から荷重しての歩行を開始しています。翌日より静脈血栓症肺梗塞予防のための抗凝固剤使用7~10日間継続します。2~4週で杖または独歩可能な状態をめざし平均4週間で退院です。
退院以後必要時外来リハビリテーション継続定期的な外来受診を行います。

人工膝関節手術
人工膝関節手術とは機能障害の生じた股関節を金属とプラスチックで出来た人工の関節で置換し疼痛の軽減と機能の向上を図る治療法です。他の治療に比べ、リハビリテーションが早く痛みをとる効果や可動域の改善などの手術成績は安定しています。
対象】一般に60歳以上の膝関節症の方に適応されます。若年の方でも機能障害が著しく他に適当な方法がない場合に適応されます。
高齢の方は85歳以上でも全身状態等を判断して必要時は施行しています。
90歳での施行例もあり、現在100歳過ぎて健在で歩行されている方もいます。
欠点】人工関節の欠点は人工物であることです。人間の作った工業製品は、自己修復性耐久性、感染防御能力、環境への適応性、人体へのなじみなどの点で劣ります。屈曲は制限され正座はできません。屈曲角度は平均120度位です。
当院での手術】正中切開で手術しています。特に小さな切開で手術はしていませんが、侵襲が少なくなるよう努めています。一般的に用いられている止血帯は合併症の軽減のため用いていません。その為による出血の増加は認められていません。手術時間は1時間30分術です。骨セメントは基本的に使用しています。機種は患者様の状態によって選択しています。
麻酔は麻酔科の医療チームが担当します。
現在は全身麻酔+神経ブロックが主流です。
輸血】自己血輸血を積極的に活用し、なるべく他人からの輸血を避けるように工夫しています。一般的には術前自己血貯血400g施行し必要時術後自己血回収施行しています。
通常の手術スケジュール】現在は受診時より4週間以降患者様の希望に沿った手術日が設定できます。以下はクリニカルパスで設定されています。
手術日の2日前に入院、術前リハビリテーション施行します。
手術当日から翌朝までは基本的にICU管理をして術直後のリスクの軽減を図っています。術後ドレーンは24時間から48時間で抜去し、術後2日目から荷重しての歩行を開始しています。翌日より静脈血栓症肺梗塞予防のための抗凝固剤使用7~10日間継続します。2~4週で杖または独歩可能な状態をめざし平均4週間で退院です。
退院以後必要時外来リハビリテーション継続定期的な外来受診を行います。
*積極的に適応のある症例では片側(内側)置換術を行い侵襲の軽減、屈曲可動域の改善を図って言います。この場合自己血貯血は行いません。
*膝蓋大腿関節のみの障害には膝蓋大腿関節のみの置換も行っています。

人工関節に関する当院の最近の論文・学会発表
【原著】
1、宮本 哲 小杉雅英ほか SCRを使用した人工膝短顆置換術の中期成績について.
日本人工関節学会誌 2011; 41: 452-453
2、宮本 哲 小杉雅英ほか 変形性膝関節症とリウマチ膝に対する人工膝関節全置換術の中期成績.
関東整形災害外科学会誌 2012; 42(6):454-457
3、宮本 哲 小杉雅英 濱畑智弘ほか人工膝関節全置換術における駆血帯使用の必要性について.
日本人工関節学会誌2012; 42: 365-366
4、宮本 哲 小杉雅英ほか 人工関節全置換直後に行う関節内注入の必要性について
JOSKAS; 38 :537-541 :2013

【学会発表】
1、宮本 哲 小杉雅英ほか SCRを使用した人工膝単顆置換術の中期成績について
第41回人工関節学会、2011年2月
2、S. Miyamoto, M. Kosugi, et. Sport activity after Total Hip Arthroplasty、
3rd JAOSSM、2011.3
3、宮本 哲 小杉雅英ほか 当科における人工膝関節全置換術の中期成績
JOSKAS 2011、2011年6月
4、宮本 哲 小杉雅英 濱畑智弘ほか 人工膝関節全置換術における駆血帯使用の必要性について
第42回人工関節学会、2012年2月
5、Miyamoto, S. , Kosugi, M. . , Hamahata, H. et. Outcomes in the elderly following total knee arthroplasty ESSKA Congress 2012、2012年5月
6、宮本 哲 小杉雅英 濱畑智弘ほか 人工膝関節全置換術直後に行う関節内注入の必要性について
4th JOSKAS 2012、2012年7月
7、宮本 哲 小杉雅英 中川雅之 濱畑智弘ほか OXFORD人工膝関節単顆型置換術の使用経過―SCRとの比較  第43回人工関節学会 、2013年2月
8、宮本 哲 小杉雅英 中川雅之 濱畑智弘ほか
人工膝関節全置換術後における深部静脈血栓症の評価と予防 5th JOSKAS 2013、2013年6月

リハビリテーション科学会発表
2003年第4回日本クリニカルパス学会
『人工股関節全置換術のパスのアウトカムの設定と妥当性について』原ほか
『整形外科手術に対するリハビリテーションのクリニカルパス使用の患者の満足度』秋山ほか
2004年第5回日本クリニカルパス学会
『人工骨頭置換術後患者の早期的予後予測とアウトカム設定の文化の試み』原ほか
2006年第7回日本クリニカルパス学会
『リハビリテーション科クリニカルパス使用患者の満足度と退院後のADL』秋山ほか
2007年第8回日本クリニカルパス学会『人工骨頭置換術の分化パスについて』秋山ほか
2011年第12日本クリニカルパス学会
『人工膝全置換患者における階段昇降能力について』秋山ほか
2013年第48回日本理学療法学会
『人工関節置換術後患者の階段昇降能力に関する因子』秋山ほか