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脳神経外科


脳神経外科で扱う疾患と特色

得意分野と専門性

 脳神経外科は、外科の領域の中でも脳と脊髄を扱う専門性の高い診療科です。当院では主に脳疾患を扱っています。脳の疾患は突然発症したり、後遺症を残す可能性が高いなどの特徴があるため、充分な説明のもとに患者さん、御家族に納得していただいた上で検査や治療を行なうように心掛けています。

 当院の特徴のひとつとして、顔面けいれんや三叉神経痛に対する微小血管減圧術も積極的に行っています。この分野の世界的権威である田草川医師を部長として迎え、年間40例以上の根治手術を行っています。これらの疾患は生命に関わらないものとはいえ生活の質を著しく低下させるもので患者さんは辛い思いをされています。来年1月からは手術枠を増やして日本全国の患者さんに対応できるようにします。より高い専門性と手術成績が求められる疾患ですのでスペシャリストが行うべき手術と考えています。

 脳卒中などは残念ながら、脳疾患の患者さんは判断能力も障害されることが多く、様々な問題を抱えてしまいます。従って医師のみならず看護師、理学療法士、ケースワーカーなどが一丸となってサポートする体制をとっています。また、日本脳神経外科学会の専門医が入院から退院まで一貫して治療にあたり、大学病院のように頻繁に主治医が交代したりするということはありません。総合医局制のため診療科間の連携も取り易くなっているということは、脳外科のような高度医療を行う上での大きなメリットとなっています。自分の家族を安心して委ねられる病院と自負しています。


疾患一言メモ

 脳外科は外科だからといって手術療法に偏重することなく、患者さん本人がいかに有意義な生活が送れるかということを第一に考え治療法を選択していくことが大切です。常に同じ専門医が入院から退院まで受け持つことにより安定した治療成績をあげています。手術件数が多いほど治療成績が良いという評価もありますが、当科は必ずしもそうではないと考えます。患者さん自身にとって最も良い治療法を選択し、場合によっては経験豊かな専門医を招聘して治療することが最も大切と思います。

 以下の疾患は特に力をいれて診療しています。


①顔面けいれん及び三叉神経痛に対する微小血管減圧術

 当院では上記二つの疾患に対する根治手術である微小血管減圧術を行っています。担当は田草川医師で約4,400例以上という世界有数の症例数と非常に優秀な手術成績を誇ります。
生死に関わらない疾患とはいえ生活の質を著しく低下させるため、しっかりとした検査を行い、スペシャリストの手術により最高の結果を出せるように心がけています。毎週火曜日9時~11時、金曜日13時~15時に特別外来を設置しています。メールでもご相談に乗ります。
ウェブからのお問合せ

脳神経外科部長 檮木<うつぎ> 治


②脳血管内手術

 脳外科の治療は開頭術からより低侵襲の血管内手術へと移行してきています。当院でも脳動脈瘤に対する治療の90%が血管内手術で行われています。また頸部内頸動脈狭窄症に対するCAS(ステント留置術)や脳梗塞に対する血栓回収療法も東京医科大学 脳神経外科 血管内治療班と連携して積極的に行っています。
 脳ドックなどで頸部内頸動脈狭窄症や未破裂脳動脈瘤などを指摘され、治療方針に迷われているときは外来でご相談に乗っていますのでご利用ください。


③転移性脳腫瘍

 肺癌などから脳へ転移すると末期癌ということで胸部外科医の多くは諦めてしまいますが、放置すると半身麻痺などの進行のため著しく生活の質が低下してしまいます。限られた命であるからこそ、有意義な生活を少しでも長く過ごしていただくため、CTガイド下摘出術、ガンマーナイフ、ライナックメスなどを他施設とも充分連携しながら治療しています。


④脳卒中(クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞)

 いずれも、突然発症する病気のため、救急車で搬送される場合がほとんどです。当院は都指定の2次救急病院ですのでICUに収容して積極的に治療を行なっています。開頭術もおこないますが、より侵襲の少ない治療法も積極的に取り入れています。例えばクモ膜下出血であれば血管内手術が90%に及び、脳出血はCT誘導下血腫吸引術などが主体です。脳梗塞は超急性期であれば、t-PAによる治療や血栓回収療法を行います。
 初期治療後は、なるべく早期にリハビリテーションを開始し機能改善に努めます。その後必要であれば都内有数のリハビリ専門病院へ紹介します。

 ※当院脳神経外科へのご質問、お問い合わせは、以下のメールアドレスに送信をお願い致します。内容によってはお答えできない場合もありますので、その際はご容赦下さい。
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脳神経外科部長 檮木<うつぎ> 治