脳神経外科
脳神経外科で扱う疾患と特色
得意分野と専門性
脳神経外科は、外科の領域の中でも脳と脊髄を扱う専門性の高い診療科です。当院では主に脳疾患を扱っています。脳の疾患は突然発症したり、後遺症を残す可能性が高いなどの特徴があるため、充分な説明のもとに患者さん、御家族に納得していただいた上で検査や治療を行なうように心掛けています。
しかし残念ながら、脳疾患の患者さんは判断能力も障害されることが多く、様々な問題を抱えてしまいます。従って医師のみならず看護師、理学療法士、ケースワーカーなどが一丸となってサポートする体制をとっています。また、日本脳神経外科学会の専門医が入院から退院まで一貫して治療にあたり、大学病院のように頻繁に主治医が交代したりするということはありません。総合医局制のため診療科間の連携も取り易くなっているということは、脳外科のような高度医療を行う上での大きなメリットとなっています。自分の家族を安心して委ねられる病院と自負しています。
疾患一言メモ
脳外科は外科だからといって手術療法に偏重することなく、患者さん本人がいかに有意義な生活が送れるかということを第一に考え治療法を選択していくことが大切です。、常に同じ専門医が入院から退院まで受け持つことにより安定した治療成績をあげています。手術件数が多いほど治療成績が良いという評価もありますが、当科は必ずしもそうではないと考えます。患者さん自身にとって最も良い治療法を選択し、経験豊かな専門医を場合によっては招聘して治療することが最も大切と思います。
以下の疾患は特に力をいれて診療しています。
①血管内手術
脳外科の治療は開頭術から、より低浸襲の血管内手術へと移行してきています。当院でも脳動脈瘤に対する治療の70%が血管内手術で行われています。国内でも未だ数少ない血管内治療指導医が担当します。また頚部内頸動脈狭窄症に対するCAS(ステント留置術)も積極的に行っています。
②転移性脳腫瘍
肺癌などから脳へ転移すると末期癌ということで胸部外科医の多くは諦めてしまいますが、放置すると半身麻痺などの進行のため著しく生活の質が低下してしまいます。限られた命であるからこそ、有意義な生活を少しでも長く過ごしていただくため、CTガイド下摘出術、ガンマーナイフ、ライナックメスなどを他施設とも充分連携しながら治療しています。
③脳卒中(クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞)
いずれも、突然発症する病気のため、救急車で搬送される場合がほとんどです。当院は都指定の2次救急病院ですのでICUに収容して積極的に治療を行なっています。開頭術が主体ですが、より侵襲の少ない治療法も取り入れています。例えばクモ膜下出血であれば血管内手術が70%に及び、脳出血はCT誘導下血腫吸引術などが主体です。脳梗塞は超急性期であれば、t-PAによる治療を行います。
初期治療後は、なるべく早期にリハビリテーションを開始し機能改善に努めます。その後必要であれば都内有数のリハビリ専門病院へ紹介します。
※当院脳神経外科へのご質問、お問い合わせは、以下のメールアドレスに送信をお願い致します。内容によってはお答えできない場合もありますので、その際はご容赦下さい。
utsugi-osamu@kohseichuo.jp












