英語ページへフォントサイズ変更文字を小さく文字を大きくするお問合せ

総合診療科

 当院では、平成16年6月より総合内科を開設し、臓器別専門内科の枠組みを超えた多角的な診療体制を整えてきました。この実績も踏まえ、今回、内科系だけでなく外科系診療科や在宅医療、介護などの地域との間で、従来の枠組みを超えた多角的な支援体制の実現を担う部門として、平成27年4月、新たに「総合診療科」を開設しました。

厚生中央病院の「総合診療科」の特徴としては次の3つがあります。
(1)内科系と外科系の病院総合医が常勤で在籍
(2)地域包括ケア病棟(45床)を運営(*平成27年6月現在、総合診療科の外来は設置しておりません)
(3)臓器別専門科に対するコンサルテーション機能(総合内科専門医)

 平成26年4月1日現在、当院が所在する目黒区の高齢化率は、19.75%と増加の一途をたどっています。75歳以上の高齢者(後期高齢者)が占める割合も、9.86%と、約1割の住民が後期高齢者となっています。未曾有の高齢社会に適応することが病院にも求められており、地域包括ケアシステム*1が提唱されているのもこのような背景に基づくものです。総合診療科では、地域包括ケア病棟*2の運営を中心に、内科・外科を問わない院内の臓器専門科別の急性期医療と、在宅医療・介護の領域の橋渡しを担っていきます。

*1 地域包括ケアシステムとは
 高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう構築が推進されている地域の包括的な支援・サービス体制を指す。団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)を目途に国を挙げて取り組んでいる。
 次の5つの構成要素からなる。
「介護」、「医療」、「予防」「住まい」「生活支援・福祉サービス」

(厚生労働省HPから一部引用)

*2 地域包括ケア病棟とは
 平成26年診療報酬改定で新設された病棟区分で、急性期治療に引き続いての入院医療を提供して在宅復帰支援や施設入所の支援を行うほか、レスパイトケア(介護者への支援の一つで、一時的なケアの代替)などを通じて在宅医療・介護を支援する役割を持つ病棟。地域包括ケアシステムを構成する5つの要素のうち、「医療」分野を構成し、他の要素との連携の核となることが期待される。