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精神科


精神科開設の必要性と時代背景

 2013年度より厚生労働省は地域医療の基本方針となる医療計画に盛り込む疾病として、これまで指定してきた
「がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病」の4大疾病に、新たに「精神疾患」を加えて「5大疾病」としています。
2008年に厚生労働省が実施した患者調査では、精神疾患の患者数は約323万人。これは4大疾病で最も患者数が多い
糖尿病(約237万人)を大きく上回り、がん患者(約152万人)の2倍になります。この事実からも当院における精神・
神経科の設置は時代背景的必然と思われます。

精神科における「ストレス外来」

 昨今の社会情勢は、働き方の変化や人間関係の複雑化などにより精神的なストレスを感じる人が増える状況です。
不眠、不安、人間関係の悩みなど、自分一人で悩まず、まずはストレス外来にご相談下さい。総合病院内にある精神
科のため、気軽に受診できる雰囲気になっております。当院精神科は入院施設を持たないため、大学病院などの専門
医療機関と提携し万全の対応をしております。また、総合病院の精神科としてのコンサルテーション・リエゾン活動
(身体科における外来あるいは入院中の患者さんの精神科的なサポート)も行っています。

〈受診例〉
  ○疲れやすい、食欲がない、眠れないなど体に不調があるのに、検査をしても、どこも悪くないと言われた。
  ○学校や仕事があるのに朝起きれず、昼まで寝ている。
  ○このままでは死んでしまうのではないかと、不安、窒息感があり、外出できない。
  ○ばかげていると分かっていても、何度も何度も鍵の閉め忘れや、手洗いなどを繰り返す。

緩和ケア

 2016年時点における日本の高齢化率(65歳以上の人口の割合)は27.3%です。今後さらに増加していきます。超高齢
社会を迎えた現在、患者さんの人生の締めくくりの時期に、家庭や医療・ケア関係者などがどのように寄り添うかが大
切な課題です。患者さんの希望に出来るだけ沿った生き方を実現するために、充分に本人の意思を尊重し、最善となる
医療やケアを行うことが望まれます。当院は緩和ケアサポートチームを併設し、緩和ケアに対し十分な精神科的対応を
行っております。将来に備え、医療及びケアについて患者さんを主体にそのご家族と緩和ケアサポートチームが話し合
い、患者さんの意思決定を支援するプロセスであるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を実践しています。闘病生
活で孤独感や疎外感を感じ、不眠、不安発作等の症状がある方が多くいます。ご家族もまた、強いストレスを感じ様々
な症状を抱えている場合がみられます。「辛いのは闘病生活を送っている本人なのだから」と決めつけず、ご家族自身
がストレスを感じた場合には是非ご相談下さい。