ご挨拶

厚生中央病院 ご挨拶

病院長 河島 尚志

当院は1959年(昭和34年)に設立され、全国土木建築国民健康保険組合の唯一となる直営病院です。急性期機能を持つ多機能型総合病院として、長きにわたり、同組合の被保険者ならびに当院や恵比寿駅を中心とする地域に根差した伝統のある地域中核病院です。
2022年4月より、私、河島尚志が新病院長に着任致しました。以前在籍していた大学では、常務理事として医療安全や働き方改革、ガバナンスを担当しておりました。この歴史ある当院の管理運営を任された責任の重さを感じ、身の引き締まる思いと共に、良質で安心ができる医療の提供と質の向上を目指し、それらが抱える課題に光をあて、一つずつ確実に責務を果たして参りたいと思います。

私たちが掲げる理念は、「心の通った温もりを感じる医療を目指す」、「組合被保険者ならびに地域の人々の健康と福祉に貢献する」、「病院機能の充実を図り、サービス向上のための研鑽を積む」です。
この理念を実践するために、健全な経営と安心安全で質の高い急性期の地域中核病院の創造を基本方針として、その機能の充実に務めます。

毎年行っている患者満足度調査においては、特にコミュニケーション、丁寧さなど職員能力の高さをご評価いただいております。また、2020年より広まった新型コロナウイルス感染症の医療提供では、初期段階において目黒区で最も多くの患者を受け入れるなど積極的に地域住民へ医療提供を行い、現在も全職員が一丸となって地域医療を支え、皆さまにご満足いただける「コロナ時代の、そしてコロナ後の理想の病院」を模索しつつ、職員全員が働きやすく、働き甲斐のある素晴らしい病院を目指しております。

当院は、一般病床257床、地域包括ケア病棟45床、人間ドック18床の計320床で運営されています。総合内科や消化器一般外科、整形外科といった皆さまが比較的多くおかかりになる診療科での治療においても他の診療科と連携し、多職種によるチーム医療でサポートする体制があり、在宅療法などの後方支援、周産期医療、がん治療、リハビリテーション等の総合的な治療を行い、皆さまにご納得、ご満足いただけるきめ細かい医療の提供を行って参ります。

2022年4月1日
 厚生中央病院 病院長 河島 尚志