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医師の診療指針

厚生中央病院の医師は、患者さんの人格を尊重し、個人の秘密を守り、患者さんの健康と安全を優先し、患者さんの権利を損なうことなく診療を行わなければならない。
また、厚生中央病院の医師は、臨床研修指定病院として、現時点で考えられる最良の医療を提供するために、次のことを遵守して診療を行わなければならない。

1.説明と同意

いかなる診療行為に対しても、分かりやすい言葉で、理解できるまで説明し、同意を得てから診療を行わなければならない。同意を得るに当って、当診療行為が必要な理由、具体的な内容、予想される身体障害と合併症、行われない時に予想される結果と対応、その他を説明しなければならない。また、「説明と同意」については記録として残さなければならない。

2.チーム医療

病院で行われる医療はすべてチームとして行われなければならない。医師はチームのリーダーとして、他の関連スタッフの意見を尊重し、協力して質の高い安全な医療を提供しなければならない。そのためには当該診療科において、医師は他の関連スタッフの参加のもと、定期的に症例検討会等を開き、一人の患者さんをチームとして診療しなければならない。

3.医師の任務

(1)診療科責任医師(部長等)は、少なくとも週1回の管理者回診を行い、当該科の入院患者について、個々の医師の診療状況を把握し、必要時には助言と指導を行わなければならない。

(2)主治医とは、患者さんの診療に主たる責任を有する医師であり、当該科における診療能力があることを条件に、診療科責任医師(部長等)が認定する。また診療科責任医師(部長等)も主治医を兼任できる。
主治医が不在になる時には、主治医の責任において、他の医師に代理を頼み、診療に関する情報を伝えなければならない。
主治医は担当患者を毎日診察し、患者さんの訴えに耳を傾け、それに誠実に答えなければならない。また、診察後速やかに必要事項を診療録に記載しなければならない。

(3)担当医とは、主治医の指示と指導の下で、主治医の診察を補佐する医師であり、初期臨床研修医が担当医として診療に参加する場合は、常に臨床研修指導医や主治医の指導の下で診療を行わなければならない。また、研修医の診療に対し指導医は常にそれを評価しなければならない。

(4)医師は、常に連絡先や必要事項を当該病棟等に知らせなければならない。

(5)医師は、自分の専門外の医学的判断が必要な時には、適切な他の診療科医師に相談しなければならない。

4.安全な医療

(1)医師は、常に最新の医学情報を入手し、診療に役立てるよう努力しなければならない。独りよがりの診療は決して行ってはならず、当該科の疾病に関する診療ガイドライン等を参考にして、診療科チームとして診療しなければならない。

(2)医師は、医療を安全に遂行するために「医療安全マニュアル」を遵守し、最大限の注意を払って診療を行わなければならない。

(3)医師は、医療事故が発生した時は、速やかに当該科責任医師(部長等)に報告し、当該科責任医師は速やかに医療安全管理室に報告する。緊急重大事には直接副院長に報告しなければならない。

5.診療成績の公表

診療科責任医師(部長等)は、当該診療科の主要疾患についてのデータベース(診療成績、疾病頻度、その他)を作成し、今後の診療内容の向上に役立てなければならない。また必要とされるデータは公表されることとする。